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2020年12月

調剤薬局がなくなる?生き残りをかけておさえる考え方とは?

最近「調剤薬局・薬剤師が必要なくなるかもしれない」「私の働いている薬局は大丈夫なのか」という話を聞く機会も多くなってきました。 感染症拡大の影響も相まって、今後の調剤薬局の行く末に、不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 2020年内には、世界の大企業Amazonが処方箋医薬品の注文を受け付ける「Amazon薬局」のサービスをアメリカで開始しましたね。 他にも、「AI技術の発達」「薬剤師数の増加」「薬機法改正」など調剤薬局を取り巻く環境は日々変化しています。 「将来私の仕事はないかもしれない」という漠然とした不安と向き合い、且つ、今後の時代の変化にどのように対応していけば良いのか。 今回は、そこを考察していきます。 調剤薬局・薬剤師が必要なくなると言われる背景 まず、結論から言うと、調剤薬局・薬剤師が必要でなくなることはないと考えられます。 高度な薬学の専門性から総合的に患者さんの健康を考えることは機械で代替するのは難しいでしょう。 また、患者さんの中には、薬局で薬をもらうついでに誰かと話したいという人も少なくありません。 ただ、時代の流れとして、調剤薬局・薬剤師の数が […]

調剤薬局でよく使われるレセコンをじっくり比較!

調剤薬局を運営するうえで欠かせないのが「レセコン(レセプトコンピューター)」。 毎日使用するものですので、レセコンも自分に合ったものを使いたいですよね。 ただ、実際にレセコンメーカーを調べてみると、多数のレセコンメーカーがあるので迷ってしまいます。 今回はその中でも、調剤薬局で良く採用されている5つのレセコンを比較します。 レセコンとは? そもそも、レセコンとは、レセプト(診療報酬明細書)を作成するためのコンピューターのことを指します。 略して、「レセコン」と呼ばれることが非常に多いです。 むしろ、「レセコン」と呼ぶ方が、医薬業界内の意思疎通では間違いがないかもしれません。 最近は、機能の更新が目覚ましく、レセコンによっては、頻回に使う薬と処置をセットにして登録しておくこともできます。 そうすると、かなり作業が短縮され、通常の調剤薬局業務より圧倒的に少ない手順で内容の入力ができてしまいます。 レセコンの機能 レセコンの基本的な機能としては下記の機能が挙げられます。 ・患者さんの受付 ・処方の入力 ・お会計 ・レセプト作成 ・レセプト請求 最近のレセコンはこうした基本機能は標準で搭載され […]

電子薬歴と価格!選び方とあわせてザックリ解説!

電子薬歴を選ぶ際に切っても切り離せない問題が「価格」。 いくら安くても数十万は必要になる買い物です。 また、数か月で簡単に変更するようなシステムでもありません。 だからこそ、出来るだけいいものを出来るだけ安く揃えたいですよね。 そこで、今回は、電子薬歴を検討している薬局のパターンごとに、おすすめの電子薬歴を紹介します。 電子薬歴の種類 電子薬歴と一口で言っても様々なメーカーがあります。 iPadで簡単に薬歴作成が出来るもの、訪問の機能が充実しているものなど、そもそも、電子薬歴を検討するときには複数の視点が求められます。 今回は「価格」に焦点を絞って解説します。 まず、大きく分けて、電子薬歴の種類はオンプレミス型とクラウド型があります。 最初は、どちらが自身の薬局に合っているかを考えましょう。 詳しくは下記を参考にしてください。 電子薬歴を選ぶなら~オンプレミス型とクラウド型の比較~ 比較的に安い電子薬歴 メディクス、モイネット、KUSUDAMA、Solamichiなど 比較的に高い電子薬歴 Musubi、Pharnes、DrugstarCereb2 EXなど こんな薬局におすすめ!電子 […]

電子薬歴のサジェストを考える。AI時代の到来を見越して

現在、機械が学習したり、人間の行動を認識したりする技術が着々と定着してきています。 その最たるものが「AI」で説明される概念です。 技術の電子化や機械化、AIの発展で、私たちの身の周りの生活は一変しました。 将棋やチェスのプロとAIが対局したり、普段の仕事にもAIの関与が生まれてきていたり。 人間の感情を認識できるロボット「Pepper(ペッパー)」をおいている薬局さんもあったりしますよね。 電子薬歴における機械化技術 こうした機械化された技術が、電子薬歴のシステムにも使われるようになってきました。 例えば、指導文を処方箋内容等から推測しておすすめしてくれるいわゆる「サジェスト」と呼ばれる機能は、薬歴記入のオペレーションを短縮してくれます。 また、服薬指導の参考文例を提案してくれるので、服薬指導文の標準化とレベルアップにも繋がります。 ただ、一方で、自動で文章が作成されるので、何も考えなくても薬歴の記載を行うことが可能になってしまいます。 サジェストは、有効に使えば非常に薬剤師をアシストしてくれるものです。 しかし、使う人の意識によっては、応用スキルの低い薬剤師を量産してしまう危険性も […]

薬剤師の薬歴残業を減らす!電子薬歴の便利機能!

薬局の残業といえば、やはり、薬歴への記載ですよね。 「薬歴残業」なんて言葉もあるように多くの薬剤師が薬歴の作成に時間を割かれているのではないでしょうか。 もちろん、理想的には、すぐに薬歴を記入するのがベストです。 しかし、忙しい薬局業務の中で「あとでまとめて片付けよう」とついつい後回しになってしまいがちですよね。 また、在宅が多いと、準備や移動に時間を取られ、薬歴の作成時間をいかに作るか悩んでいる方も多いかと思います。 今回はこうした悩みを解決してくれる電子薬歴の機能を紹介します。 タイピングを最小限に!テンプレート機能 薬歴残業が多い原因の一つとして、文字入力のタイピングスピードが挙げられます。 タイピングに慣れていないと、どうしても薬歴作成に時間がかかってしまいますよね。 電子薬歴にはテンプレートを登録できるものもあります。 例えば、インフルエンザの若い患者さんは、指導文が似たようなものになることが多いと思います。 そういったときに、クリックのみで、登録した文章を呼び出して使うことができれば、薬歴作成の時間を大幅に削減できますよね。 また、そうした機能が無くても、パソコンの辞書機能 […]

電子薬歴と紙薬歴、どっちがいい?メリット・デメリットを比較!

薬局業務において、管理指導料を算定するうえで、薬歴の記入や保存方法は切っても切り離せない存在ですよね。 何に記録し、保管するのか。 これは薬局にとっても大きな問題です。 時間とともに膨大な量になる薬歴を安全に保存するために、誰でも入力でき、目で見える形で保存できる紙薬歴で薬歴を入力するのか。 それとも、タイピング等の基本的なPCスキルは必要だが、簡単入力と省スペースで保存できることが魅力の電子薬歴にするのか。 両方のメリット・デメリットを比較します。 紙薬歴 メリット 誰でも扱うことができる 紙薬歴なら、パソコンが不得意でも関係なく使用することができます。 また色をつけたり、メモを書いたりが簡単にできます。 年配の方が多い薬局も紙薬歴なら安心して扱うことができます。 見やすい 「紙薬歴の方が見やすい」という言葉はよく耳にする意見です。 また、紙薬歴ならパソコンやタブレットで見る電子薬歴に比べて目が疲れないというのも利点です。 デメリット 時間がかかる 手書きの場合、どうしても電子薬歴に比べると記入に時間がかかってしまいます。 また、インフルエンザの患者さんなど、内容がそこまで変わらない […]

電子薬歴にはIT導入補助金を活用しよう!

2020年は、コロナウイルスの感染拡大を受けて、経営に打撃を受けた薬局も多いかと思います。 その一方で、様々な補助金が発表されたので、薬局内の設備投資を例年より安くできたという声も聞かれます。 国からは、厚生労働省の「医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業」が出ています。 また、それぞれの都道府県から発表されている独自の補助金などもあります。 補助金をうまく使い、苦境をうまく乗り切ることを考えることも大事なご時世です。 申請の期限があるものが多いので、まだ見ておられない方は、まず確認してみるのが良いと思います。 今回は、その中で例年電子薬歴にも活用されている「IT導入補助金」について解説します。 IT導入補助金とは? 「IT導入補助金は、経済産業省監督の、ITツール導入にご活用いただける補助金です。 電子薬歴もメーカーによっては補助金の対象になるので、今までIT導入補助金をご活用されたことのない方は、是非活用したいですよね。 IT導入補助金は申請出来る期間が決まっているので、活用する場合はHPを確認しましょう。 IT導入補助金の対象になっている電子薬歴 メディクス(アクシス)や […]

お薬手帳はどうなるの?オンライン資格確認とマイナンバーカード

とうとう、一部の医療機関で健康保険証としても使えるようになるマイナンバーカード。 日本に住民票のある方は、12桁のマイナンバー(個人番号)が割り振られています。 このナンバーを今より広く用いられるようにするマイナンバーカードの普及は、薬局業務にも少なからず変化を与えてくるでしょう。 今回はマイナンバーカードの普及が薬局に与える影響について解説します。 マイナンバーが健康保険証の代わりに! 2021年3月から一部の医療機関でマイナンバーカードを健康保険証として使えるようになり、2022年度中に全国ほぼ全ての医療機関が対応する予定となっています。 マイナンバーカードが健康保険証として使えるようになれば、マイナンバーカードをカードリーダーに置くだけで、患者さんの保険資格を自動で取り込むことができます。 また、患者さんの同意のもと、薬剤情報や特定健診等情報を医療機関等で閲覧することが可能となります。 ですので、マイナンバーカードの普及率が上がれば、手間になっている保険証情報の入力やお薬手帳としての役割を果たしてくれるものになるかもしれませんね。 今後、重要になるマイナンバーカード プラスチック […]

個別指導でも重要になる!電子薬歴の運用管理規程

薬剤師として働くうえで、避けては通れない個別指導。 個別指導は、健康保険法に基づき、各都道府県の厚生局が実施する制度です。 その中で、電子薬歴の運用管理規程の提出が求められることがあります。 様々な機械が導入されており、個人情報の取り扱いも多い薬局で、正しく安全にシステムを使うための決まり事は必要不可欠なものですよね。 今回は電子薬歴の運用管理規程について解説します。 運用管理規程って? 運用管理規程とは、概略で言うと、電子薬歴などのシステムを、正しく安全に使用するための運用管理のマニュアルのことです。 安全管理については、「個人情報の保護に関する法律」に伴い公表された「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(安全管理ガイドライン)」に示されています。 しかし、一方で、この安全管理ガイドラインは病院やクリニック向けに作られているので、薬局向けに修正するのは大変な作業です。 忙しい薬局業務でそういった運用マニュアルを作成するのは骨の折れる作業ですよね。 そうした現状から、現在は日本薬剤師会から「運用管理規程(例)」が公開されています。 薬局における電子薬歴の運用管理規程(例) h […]

薬歴をSOAP形式で!わかりやすい薬歴の書き方

患者さんに服薬指導をしたら、指導内容は薬歴に記入します。 薬歴は誰が見ても伝わることが大切なため、項目毎に記入するとわかりやすいです。 そのフォーマットとして「SOAP」が採用されている現場が多いのではないでしょうか。 しかし、「SOAP」方式は慣れるまで少し難しく感じますよね。 今回は、「SOAP」の書き方で薬歴を記入する際のポイントを解説します。 「SOAP」ってなんの略? 「SOAP」とは医療現場における記録の方法の一つです。 薬局に置き換えていうと S(subjective):患者さんの主観的情報 O(objective): 客観的情報 A(assessment): 薬剤師からの評価 P(plan): 今後の計画 といった項目です。 例えば、 患者「腰の痛みは軽くなったんだけど、時々少し胃が痛くなることがあったのよねぇ」 薬剤師「そうなんですね。お薬(ロキソプロフェン)は食前に飲んだりしましたか?」 患者「そういえば食前に飲むこともあったわ」 というようなやり取りがあったとすると S:腰痛は改善したが胃の痛みあり(患者さんの自覚症状を簡潔に) O:腰痛は改善。軽度の胃痛あり(客 […]

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